東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、開始まで1カ月となった五輪聖火リレーの新型コロナウイルス対策を公表した。公道での実施を原則とした上で、観客には居住する都道府県以外での観覧は控えてもらい、沿道での密集を避けるため、インターネット中継の視聴などを促す。栃木県も公道で実施する見込みだが、不要不急の外出自粛要請が続いているため、期限の3月7日以降に改めて実施方法を判断する。

 沿道での観覧は近くの人との距離を保ち、マスク着用で大声を出さずに応援するといった注意事項順守を呼び掛ける。過度な密集となればリレーを中断する場合がある。著名人ランナーは入場制限できる競技場や公園で走り、聖火到着を祝う式典「セレブレーション」の観覧は予約制とする。ランナーやスタッフには体調管理などを求める。

 3月28、29の両日実施される本県リレーでは、著名人ランナー区間は大幅な制限は必要ないと見込まれるが、茂木町のSLなど注目スポットは対策を取る可能性があるという。聖火を使うイベント「ミニセレブレーション」の実施も当初の10区間から6区間となる。

 今回の対策について県は「もっと早く示してほしかったが、関係者にとっては安心感につながる。コロナ対策を徹底し、少しでも安心できる状態でリレーを実施したい」とした。

 県は26日~3月7日、県聖火リレー公式サイトで各日の出発式と到着式典の観覧者を募集する。同28日の足利市の出発式は300人、那須烏山市の到着式典は160人、同29日の那須町の出発式は60人、宇都宮市の到着式典は330人(申し込み多数の場合抽選)。