写真展の準備を進める社協職員ら

 【さくら】東日本大震災から10年となるのに合わせ、市社会福祉協議会(田中耕一(たなかこういち)会長)は8~12日、災害支援ボランティアの活動報告となる「手づくり写真パネル展」を喜連川の本部で開催する。東北の被災地などに足を運んだ10年間の記録と被災者との記念写真を展示する。担当した市社協の鈴木稔夫(すずきとしお)さん(63)は「『3・11のことを忘れていませんよ』との皆の思いを、さくら市から伝えたい」と話す。

 市社協は、民生児童委員やボランティア、地元有志の協力を得て2011年5月から、東日本大震災の被災地などで災害支援活動を実施する。

 その中の「おしゃべり茶話会」は、被災者にコーヒーや菓子類などを届けながら交流する活動。福島県双葉町の住民が避難した埼玉県加須市を皮切りに宮城県石巻市、東松島市、南三陸町、女川町と範囲を拡大し、81回を数える。加須市にはさくら清修高や喜連川中の生徒が、石巻市、東松山市にも同高校生が参加し、「被災者の生の声を聞いた」(鈴木さん)。

 また、津波の塩害で野菜が育ちにくい状況を知った市内有志たちが、市社協と共に野菜を届ける活動も5年を迎えた。

 写真展は、これらの活動記録の写真計191点を展示する。はがき~A3サイズのプリントにキャプションを添えた。

 被災地を度々訪れ、5日に展示準備を進めた市社協の大越順子(おおこしじゅんこ)さん(46)は「年ごとに復興の進捗(しんちょく)を感じた。協力してくれた多くのさくら市民の活動を振り返ってもらえれば」と話す。

 11日は同所でセレモニーを開催。地震発生時刻に合わせて黙とう後、午後3時からエコ風船を飛ばす予定。(問)市社協本部028・686・2670。