構内に貼った「にこまる」の一つと石崎駅長

 【日光】駅構内に「にこまる」はいくつある?。今市の東武下今市駅で、駅の利用客をもてなすための取り組み「『にこまる』を探せ!」が行われている。構内40カ所以上の場所に、大小さまざまな「にこまる」のイラストを貼り付け、駅を訪れた際や列車乗り換えなどの待ち時間に探して楽しんでもらおうと同駅が企画。併設施設にも足を運んでもらい、「にこまる」を広く知ってもらう仕掛けだ。

 「にこまる」は東武鬼怒川線、日光線を走るSLを通じて地域活性化に取り組む市民団体「いっしょにロコモーション協議会」のキャラクターで、2019年8月に誕生した。SLの力強さを表す金太郎がモチーフで、石炭をくべるスコップを手にする。

 イラストはSL展示館のほか、駅改札や券売機付近、待合室、SLの転車台や機関庫付近などの“思わぬ所”に貼った(階段やホームは除外)。後ろ姿やシルエットなどもあり、SL観光アテンダントがデザインを手掛けた。ぬいぐるみが置かれた場所もある。

 総数はあえて公表せず、全て見つけても景品などはない。各所に潜む「にこまる」探しを自由に楽しんでもらうのが目的で、市観光協会の協力で始めた。

 改札内とSL展示館に掲示した周知ポスターの付近にイラストの位置のヒントを示す地図が置かれており、自由に入手できる。

 同駅の石崎岳史(いしざきたけし)駅長(56)は「新型コロナウイルス禍が収束したら、このおもてなしを活用したイベントを実施したい。市内のほかの駅にも広げて回遊につなげたい」と話している。