【那須烏山】65歳以上の高齢者を対象とする新型コロナウイルスワクチンの集団接種に向け、市が受け付けていた接種予約枠が9日までに全て埋まった。市は「予想以上の反響。コールセンターがつながりにくい状況も招き、心苦しい」と受け止めている。

 市は県内で先行してワクチンを受け取り、高齢者の接種を始める10市の一つ。市へは今月19~25日にまず約1千人分が届き、5月8~20日に市武道館と那須南病院の2会場で確保分の集団接種を行う予定だ。

 市は3月30日、対象となる65歳以上の高齢者約9600人へ通知を発送した。コールセンターで電話予約を始めると希望者が殺到し、つながりにくい状況が連日続いた。受付先ではない市の各課へも問い合わせが相次ぎ、予約枠が埋まった以降も職員が対応する事態が続いているという。

 多くは電話が通じにくいことへの戸惑いや今後のスムーズな予約を求める内容で、中には「接種すべきかどうか分からない」といった声も一部あるという。

 予約は先着順でワクチン確保数の少なさが事態の主な要因。市はLINE(ライン)やインターネットでの予約方法も計画し通知に記載したものの、準備が整わず利用開始が今月4週目にずれ込む見通しとなったことも一因のようだ。

 市はワクチンの追加確保に合わせ、接種日を再設定していく方針。市健康福祉課は「ワクチンの確保量や時期が見通せず案内の再発送は難しい。ご不便をお掛けするが、最新の情報は市ホームページなどで確認してほしい」としている。