栃木県真岡市東郷で10日、真岡鉄道沿線に広がる畑の菜の花と、その脇を走るSLが「競演」した。
畑は同市熊倉町の北真岡駅から東に約800メートルの区間にある。日の光に照らされた花が時折吹く風に揺れ、黄色いじゅうたんが波打つような景色が広がった。
午前11時15分ごろ、迫力ある汽笛の音とともに白煙を上げながらSLが勇壮な姿を現すと、訪れた人は手を振ったりカメラやスマートフォンのシャッターを切ったりしていた。
妻と訪れた埼玉県川口市、会社員男性(53)は「真岡鉄道の列車はデザインがかわいい。のどかな場所で菜の花もきれいだった」と語った。
2022年「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」をPRするSLのヘッドマークも初めてお目見えした。菜の花は18日ごろまで楽しめるといい、ヘッドマークは5月23日まで掲示する。