粉川昭一氏

 大嶋一生(おおしまかずお)市長の死去に伴い5月16日告示、同23日投開票で行われる日光市長選で、粉川昭一(こなかわしょういち)市議(57)=同市木和田島=が11日、下野新聞社の取材に対し、無所属で立候補する意思を固めたことを明らかにした。近日中に正式表明する。

 同市長選出馬の動きが表面化したのは初めて。粉川氏の擁立は、大嶋氏の後援会と大嶋氏のいとこで自民党の阿部博美(あべひろみ)県議(60)=同市選出=の後援会、粉川氏の後援会が11日、会合を開き決定した。同市内の自民党支部は五つあり、推薦などの対応は決定していない。同市長選では別の候補者を擁立する動きもある。

 粉川氏は、大嶋氏とは青年会議所で活動を共にした20年以上前からの盟友で、一緒に政策づくりなどに取り組んできたという。取材に対し「日光市は非常に厳しい財政状況にあり、新型コロナウイルス禍の影響も深刻化している。直面する課題に危機感を持って財政再建にしっかり取り組み、市民生活を守るために頑張りたい」と決意を語った。

 粉川氏は今市工業高卒。ビルメンテナンス会社の相談役を務めており、2010年4月、同市議に初当選。現在3期目。05年12月の同市(旧今市市)大沢小1年の女児殺害事件後に発足した、自主防犯団体「大沢ひまわり隊」の初代隊長を務めた。