高根沢町長になった加藤公博氏

 僅差だった前回町長選を意識しながらの選挙戦。3選を果たし、「支えてくれた皆さまに心からお礼を申し上げる」と頭を下げた。

 投票率は46.37%。前回を2.64ポイント上回ったものの、「身近な選挙」にもかかわらず、自身が初出馬した2013年から低い水準で推移している。

 「町は有権者の構成が都市型。年間1500人が転入出で入れ替わる。一時的に住民票を置いている大手企業勤務者も多く、投票への結び付けは厳しい」と分析。新型コロナウイルス禍で「選挙も自粛すべきだ」などの声もあり、いつも以上に手探りの戦いだった。

 元銀行マンとして、経営者の視点を大切にしてきた。「これからの4年間も、このスタンスは変わらない」

 公約については「(選挙で)多くの町議から支持をいただいた。100%実現できる」と自信を見せる。町民を守るコロナ対策から始め、農業者を守る土地改良事業、来年4月の都市計画税廃止、給食費の減免-と進めていくという。

 築58年が経過し、老朽化した庁舎整備も懸案。「既に基金として10億円をプール(蓄え)した。脱炭素社会をにらんだ庁舎整備を実現していきたい」と意欲的だ。宝積寺に妻と2人暮らし。