5月末に納入される見通しのLRT車両(宇都宮市提供)

整備工事が進む鬼怒川橋りょう(宇都宮市提供)

5月末に納入される見通しのLRT車両(宇都宮市提供) 整備工事が進む鬼怒川橋りょう(宇都宮市提供)

 JR宇都宮駅東側で整備工事を進める次世代型路面電車(LRT)について、宇都宮市は12日、1編成目の車両が5月末に納入される予定と明らかにした。一方、鬼怒川橋りょう(延長643メートル)は3月下旬に橋桁の架設工事が完了し、8月までには河川内の全ての工事が終了するという。同日の議員説明会で報告した。

 市によると、車両の設計は有識者らで構成する部会などで2016年に検討を開始。19年12月から部品調達を進め、20年度から新潟県で本格的な車両製造に着手していた。

 現在、1編成目の車両(3両編成)の外装と内装がおおむね完成し、台車を付けて検査後、納入される見通しという。2編成目以降も本体組み立てや塗装、内装など車両の製造が進んでおり、完成した車両から順次、納入。市は「LRT車両は事業の象徴であり、納入イベントや乗車体験など機運の醸成に取り組む」としている。

 鬼怒川橋りょうは20年5月までに河川内8基の橋脚が全て完成し、今年3月下旬に橋桁の架設工事が終わったことで、東西堤防間がつながった。現在は橋桁の両側に転落防止柵などを取り付けており、8月までには河川内の全ての架橋工事が終了予定。

 議員説明会では1年程度の開業延期の要因となった事業用地の取得状況も説明。昨年12月末から今年3月末までに新たに16人と「土地売買」や「物件移転補償」で契約し、未契約者は26人(全体の約6%)となった。新規契約に伴い契約面積は約11万5千平方メートルとなり、事業面積全体の約97%を占めた。