西川公也氏

 衆院栃木2区を巡り、自民党の西川公也(にしかわこうや)元農相(78)が、今秋までに行われる次期衆院選に立候補しない意向を関係者に伝えたことが19日、分かった。23日に2区支部の会合を開き、後援会関係者らに表明する見通し。一方、西川氏の長男の鎭央(やすお)県議(49)=さくら市・塩谷郡選挙区=の後援会は翌24日にも、自民県連が実施する予定の2区公認候補の公募に応募するよう要請する方針で、西川氏に代わる候補者として推す考えだ。

 自民県連は、県内5選挙区のうち唯一議席のない2区に関して、公募を実施する方針で調整している。25日にも正式決定となる見込みのため、西川氏は同日までに自らの進退について表明する必要があると判断したとみられる。

 西川氏はこれまでの下野新聞社の取材に対し、公募実施に理解を示した上で、今後については「後援会などに相談し近く判断する」と話していた。16日には県連幹部と会談し、同様の方針を伝えていた。

 23日の同支部の会合では、後援会幹部や県議、市町議らが出席し、次期衆院選に向けて意見を交わす。この場で西川氏が支部長退任の考えを伝える意向とみられる。

 一方で鎭央氏の後援会は24日、地元のさくら市内で会合を開き、鎭央氏に公募に応募するよう要請する方向で調整している。鎭央氏を支持する同市や周辺市町の議員らも、支援組織の発足に向けて準備を進めている。鎭央氏は取材に対し、公募への対応については「後援会の皆さんと相談して決めたい」としている。

 西川氏は県議を経て1996年に衆院議員に初当選し、6期務めた。党のTPP対策委員長や農相などを歴任。農相として臨んだ2014年の衆院選では立憲民主党(当時民主党)の福田昭夫(ふくだあきお)氏に小選挙区で敗れ、比例で復活当選。17年の衆院選では再び福田氏に小選挙区で敗れ、比例代表に重複立候補しておらず落選した。

 同年11月~20年12月まで内閣官房参与を務め、今月8日付で党本部の幹事長特別参与に就任している。