過去の足利市長選

 任期満了に伴う足利市長選は、25日の投開票日まで残り2日に迫った。無所属新人の前県議早川尚秀(はやかわなおひで)氏(48)=自民推薦=が先行し、3選を目指す無所属現職の和泉(いずみ)聡(さとし)氏(57)が追う展開となっている。和泉市政の継続か、早川市政への刷新かが最大の争点となっており、最後は若年層や無党派層の動向が焦点になるとみられる。(早川茂樹(はやかわしげき)、永嶌理絵(ながしまりえ))

 早川氏は、自民党の推薦を得て優位に組織型の選挙戦を進めている。和泉氏は初出馬の8年前は自民党、無投票の4年前は自公両党の推薦を得たが、今回は政党推薦を得られず草の根選挙を余儀なくされている。

 早川氏は和泉市政に異を唱える自民党と無所属の市議14人の要請を受け、立候補した。告示日の出陣式には茂木敏充(もてぎとしみつ)外相のほか県議、市議らが多数駆け付け、自民党の本気ぶりを見せつけた。早川氏は国や県との協調による「政策総動員」を掲げ、新型コロナウイルス感染症対策、子育て支援、危機管理の強化、産業団地の早期整備、移住定住促進などを挙げている。

 和泉氏は2月の山林火災への対応や、県内では宇都宮市の次に高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種に着手した実績を強調する。まちづくりの核として市中心部の中橋架け替えによるにぎわいの創出、東部の滞在型観光開発など、地域別に目標を掲げる。選挙戦は小中高校時代の同級生らボランティア、保守系の4市議を中心に草の根活動を展開している。

 コロナ禍の中、両陣営とも屋内での集会は開催しづらく、引き続き演説などの街頭活動を中心に追い込みを図る方針だ。