高齢者を対象に始まったワクチン集団接種

 65歳以上の高齢者を対象にした大田原市の新型コロナウイルスワクチン集団接種が9日、市役所本庁舎で始まり、事前予約した210人のうち203人が1回目の接種を受けた。

 医師3人と看護師や市職員ら計59人態勢で実施。副反応で体調が悪化した人はおらず、おおむねスムーズに進行した。キャンセル分のワクチンは接種業務に携わる市職員らに接種された。

 家族が100回以上電話して予約を取った高橋幸子(たかはしさちこ)さん(91)は「注射は全然痛くなかった。今まで通り安心して元気にデイサービスに通えたら」と話していた。

 接種状況を確認に来た津久井富雄(つくいとみお)市長は「大きなトラブルがなくて良かった。今回の結果を踏まえて今後に生かしたい」と述べた。

 17日には市内32医療機関で個別接種も始まる。集団接種初日の問診業務に当たった大田原地区医師会の磯政裕(いそまさひろ)会長(60)は「7月末までに65歳以上の接種を完了するには、個別接種を担う各医療機関も頑張る必要がある」と気を引き締めていた。