新型コロナウイルスワクチン

 新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、大田原市の津久井富雄(つくいとみお)市長(71)が集団接種でキャンセルされたワクチンの接種を受けていたことが13日までに、下野新聞社の取材で分かった。同市は、市新型インフルエンザ等対策マニュアルを準用し、市新型コロナウイルス感染症対策本部長である津久井市長と、副本部長の藤原和美(ふじわらかずみ)副市長(61)の2人への接種を決めた、としている。

 市によると、9日の第1回集団接種終了後、キャンセルされたワクチン7人分のうち2人分が、津久井市長と藤原副市長の接種に使われた。

 同マニュアルでは、対策本部員が、住民に先立って行われる特定接種の対象となることを定めており、市保健福祉部は「危機管理上、マニュアルを準用しトップに打ってもらった。濃厚接触者となれば2週間の自宅待機となる。集団接種に関わる医療従事者の市職員も接種した」としている。

 津久井市長は「集団接種予約が取れない市民がいる中、申し訳ないが、接種を受けた。できるだけ早く市民の接種が進むよう精いっぱい努力する」と述べた。