緑鮮やかな茶畑で始まった茶摘み=14日午前9時30分、那珂川町矢又、小型無人機から

 栃木県那珂川町矢又の大金茶園で14日、新茶の摘み取り作業が始まった。近隣の住民や応援の那珂川町観光協会の職員ら約10人が、小鳥のさえずりが響く山あいの段々畑で、つややかな新芽の摘み取りに精を出した。

 茶園は烏山製茶工場(那須烏山市大桶)が管理。約40アールの茶畑で1997年から、「やぶきた」を和紅茶用に無農薬栽培している。今年の初摘みは3月までの高温と4月の夜間の低温が絡み、平年並みの時期になったという。

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大を受け、「密」を避けるため手摘みを見送り、機械で摘み取った。今年は関係者の要望に応え、感染対策に気を配り2年ぶりに手摘みを行った。清水敬一(しみずけいいち)代表(79)は「今年は霜の影響もあったが、虫も付かず良い茶葉ができたと思う」と目を細めた。

 摘み取った新茶は発酵後にじっくりと熟成させ、秋から徐々に出荷する。同社の和紅茶は「那須野紅茶」の名称で、町内外の道の駅などで販売している。