記者(右)にSNS戦略を語る東武宇都宮百貨店の担当者

栃ナビ!のツイッターアカウント

記者(右)にSNS戦略を語る東武宇都宮百貨店の担当者 栃ナビ!のツイッターアカウント

 今や、生活に不可欠となっている会員制交流サイト(SNS)。多くの企業でもSNSを活用した情報発信に取り組んでいる。実は記者が所属する政経部経済担当も遅ればせながら4月にツイッターのアカウントを開設。そこで、勉強を兼ねてSNSを活用している企業を取材した。

 下野新聞社には、事件事故やスポーツ、地域の話題などのニュースを配信するツイッターの公式アカウントがある。このほか社会部や運動部など各部でもアカウントを運用してる。いずれも10日現在で公式アカウントには約13万3千のフォロワーがいる。一方、政経部経済担当のアカウントのフォロワー数は、わずか32しかない。

■媒体ごとに

 「どうすればフォローが増えるのか。そもそも何をつぶやけばいいのか」。担当として頭を悩ませている記者は、まず東武宇都宮百貨店(宮園町)で話を聞いた。

 同社はLINE(ライン)やインスタグラム、ツイッターを活用している。SNSを担当する営業推進課の和田大輔(わだだいすけ)さん(45)によると、SNSごとに発信する内容を変えているとのこと。「LINEはチラシを届けたりクーポンを届けたり、うちが一番お伝えしたい情報をお知らせするツール。インスタは発信することでお客さまに興味を持っていただけそうな商品を紹介しています」

 SNSに投稿する上で工夫もしているそうだ。インスタグラムは、午前中は食品について、夕方は食品以外の商品について投稿するなど内容と時間帯を決めている。インスタグラムを担当する同課の久留巣里佐(くるすりさ)さん(44)は「お昼までに食品の投稿を見れば、仕事帰りなどに寄っていただけるかもしれません。洋服などそれ以外の商品はご自宅に帰ってゆっくりした時に見てもらうことが多いと思うので、この時間帯に投稿しています」と明かしてくれた。

■「中の人」に魅力

 続いて話を聞いたのは地域情報サイト「栃ナビ!」を運営するヤマゼンコミュニケイションズ(インターパーク4丁目)。同社のツイッターは、街なかの情報を積極的に取り上げているほか、下野新聞の記事もリツイートして紹介してくれている。

 栃ナビ!の斎藤剛夫(さいとうたけお)編集長(46)は「ツイッターに関しては『中の人』を思いきり打ち出していて、ある程度固定化したファンの人からコメントをいただけるなど成功していると思います」と説明する。

 同社はツイッターのほかにも、インスタグラムやフェイスブック、LINEを駆使している。「10代、20代の新しい層の獲得という意味でインスタとツイッターの役割はすごく大きい」。山本堅嗣宣(やまもとみつのぶ)社長(47)はSNSに取り組む理由について話してくれた。

■楽しみながら

 若い世代とつながるのは新聞社にとっても重要。ではどうすれば政経部経済担当のツイッターアカウントのフォローが増えるのか。山本社長は「あまり着飾ってしまうとずっと続かない。われわれには普段は分からない記者さんの姿が見えたら楽しそうですよね」とアドバイスしてくれた。

 今回の取材で気付いたのは「記者本人が楽しみながらつぶやくことが大切」ということ。読者の皆さん、よろしければ政経部経済担当のツイッター(@smtk-keizai)のフォローをお願いします。