テープカットに臨む濱田委員長(左から2人目)や大塚町長(中央)

 【益子】「益子×セントアイヴス100年祭」のオープニングセレモニーが12日、益子陶芸美術館中庭で行われた。人間国宝の陶芸家濱田庄司(はまだしょうじ)と英国の陶芸家バーナード・リーチが1920年9月に英南西部コーンウォール州セント・アイヴスで登り窯を築いてから100年の節目を記念したイベント。11日に始まった先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催地として同州が脚光を浴びる中、町関係者約35人が9月12日まで繰り広げられる多彩な事業の開幕を祝った。

Web写真館に別カットの写真

 益子焼協同組合や益子焼販売店協同組合、町観光協会などでつくる100年祭事業実行委員会が昨年開催を予定したが、新型コロナウイルス禍で1年延期して本年度主催する。

 式典で大塚朋之(おおつかともゆき)町長、濱田の孫で実行委委員長の濱田友緒(はまだともお)益子参考館長、益子エール実行委員会の平野良和(ひらのよしかず)代表が「偶然にもサミットと重なり、息の合う形となった。セント・アイヴスとの絆をさらに強める100年祭にしたい」などとあいさつし、テープカットに臨んだ。

 引き続き13日に始まる美術館の100年祭事業企画展「バーナード・リーチ -100年の奇跡-」の内覧会が開かれ、リーチの「ガレナ釉筒描人魚文(ゆうつつがきにんぎょもん)大皿」といった代表作や長男、弟子らの貴重な作品計約90点を町関係者らはじっくりと鑑賞した。8月22日まで。

 期間中、濱田が好んだ英国のパイ料理「パスティ」を再現した「益子ぱぁすちー」と英国風の「クリームティー」を町内のカフェやレストランで味わえる「ましこのCAFEめぐり」や、100年祭のフィナーレを飾る計約80のテント出店「ましこ市2021」(陶芸メッセ・益子と益子参考館、9月11、12日)などさまざまな体験型イベントも催される。

 (問)100年祭事業事務局(町観光商工課)0285・72・8846、美術館0285・72・7555。