大賞に輝いた荻野さん(前列中央)ら受賞者=14日午前11時40分、宇都宮市内

 ビジネスや文化などで活躍する若者を顕彰する「第4回とちぎ次世代の力大賞」(下野新聞社主催)の表彰式が14日、宇都宮市内のホテルで行われた。大賞に輝いた同市、一般社団法人「県若年者支援機構」職員荻野友香里(おぎのゆかり)氏(30)と、奨励賞に選ばれた小山市、起業家村田玲子(むらたれいこ)氏(35)、宇都宮市のNPO法人「キーデザイン」=土橋優平(どばしゆうへい)代表理事(27)、鹿沼市の仏像修理工房「三乗堂」に、表彰状と天明鋳物師若林秀真(わかばやしほつま氏制作のトロフィーが贈られた。

 荻野氏は2016年、県若年者支援機構に入り、子ども食堂の運営を始めたほか、立ち上げなどの相談を受け付けるサポートセンター長も務める。一貫して子どもの貧困問題に取り組み、子ども食堂発展に寄与している点が高く評価された。荻野氏は「子どもたちは社会の宝。活動を続けながら、子どもたちの居場所がもっと世の中に広まるよう精進したい」と意気込んだ。

 村田氏は18年に小山市へ移住。市のブランド豚「おとん」を使ったソーセージなどを開発した。三児の子育てをしながら起業した行動力が一目置かれた。

 キーデザインは不登校に悩む子どもや家族を支援。相手の立場に立ったきめ細かいサービスや、ビジネスとして一定の成果を上げていることが認められた。

 三乗堂は井村香澄(いむらかすみ)氏(32)、中愛(なかあい)氏(31)、森崎礼子(もりさきれいこ)氏(32)が文化財の修復に取り組む。講演会などを通して文化財保護の重要性を広く発信する姿が評価された。

 下野新聞社の岸本卓也(きしもとたくや)社長は「これからの人生は大いなる可能性に満ちている。今後もさらに飛躍してほしい」とエールを送った。