新型コロナウイルスのワクチン接種で、那須塩原市観光局は17日、市内観光協会など5団体加盟の事業所の従業員ら約1500人を対象とした職域接種を国に申請した。県によると、県内で観光関連団体の申請が行われたのは初めて。職域接種を行う医療従事者の確保の見通しはほぼ立っており、本格的な観光シーズン到来前の7月上旬にも始めたい考えだ。

 5団体は黒磯、西那須野、塩原温泉の各観光協会と、塩原温泉旅館協同組合、板室温泉旅館組合。接種対象は、これらに加盟する事業所の従業員のほか、希望する市内宿泊施設の経営者と従業員も含める。

 現在、那須郡市医師会などと連携し、医師や看護師らの確保や実施会場に関して最終調整を行っている段階だという。市観光局営業部門リーダーの小林紀明(こばやしのりあき)さん(51)は「観光関係者から職域接種の実施を求める声が多く寄せられた。観光客に安心して来てもらうためにも、早め早めに進めたい」と話している。

 県感染症対策課によると、同日までに県内で申請があった職域接種は39件。