「多額の不明金はあり得ないこと」「執行部から説明らしい説明がない」。真岡市土地改良区の使途不明金問題が明らかになった18日、真岡市内で開かれた臨時総代会の出席者からは、多額の不明金が発生したことへの厳しい指摘に加え、要領を得ない説明に不満を訴える声も相次いだ。
複数の出席者によると、総代会では、県の特別検査で不明金が確認され、調査委員会を設置したことや原因の究明が難しいことから、弁護士に調査を依頼したことを事務局職員が口頭で報告。その後、資料に合わせて会計業務の改善策を説明したという。
市内の農業男性(75)は「危機管理意識がなく、ずさんだからこういう事が起きた。同様の事例は過去に全国で起きており、その時に改善しなければいけなかった」と憤った。