「抗原検査実施施設」の証明書を手にするおかみたち

 【日光】観光地での新型コロナウイルス感染症対策として、日光温泉旅館協同組合は18日までに、加盟する8割以上の旅館やホテルで、従業員に月1回の抗原検査を実施する独自の取り組みを始めた。修学旅行シーズンが本格化するなど行楽期を迎える中、ワクチン接種の普及など状況が好転するまで取り組みを続け、観光客に安心して訪れてもらう。

 同組合は日光地域の宿泊事業者で構成し、抗原検査には加盟27施設中、23施設が参加。対象の従業員数は約450人に上り、毎月検査キットを使って実施する。PCR検査より精度は若干劣るものの、手軽に早く検査結果が分かるという。

 23施設は出入り口などに「抗原検査実施施設」と書かれた証明書を掲示しているほか、検査結果を記録シートに残して管理。一部施設では、従業員が検査陰性を示す名札サイズの「検査済証」を身に着け、利用者に安心してもらう取り組みも行っている。

 同組合の赤澤正(あかざわただし)理事長(55)は「各施設は感染防止対策を徹底しているが、この取り組みが来訪者にとってさらなる安心材料になってほしい」と話す。

 このほか、世界遺産「日光の社寺」周辺で修学旅行生を受け入れる主要6カ所の旅館・ホテルで実施している、修学旅行中の体調不良者に対する抗原検査についても、23施設へ取り組みを拡大している。