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2年ぶりの山あげ祭で演じられる「吉野山狐忠信」=23日午前9時55分、那須烏山市中央2丁目

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産「烏山の山あげ行事」の「山あげ祭」が23日、栃木県那須烏山市中心部で開幕した。新型コロナウイルス禍で戦後初めて中止した昨年から一転、2年ぶりの開催にこぎ着けた。25日まで。

 奉納余興の野外歌舞伎の上演回数を3割ほど減らした上、観覧自粛を強く呼び掛け、関係者約370人のPCR検査を行うなど感染防止対策を徹底した。

 当番町の日野町の若衆が高さ10メートル超の「大山」など、豪華な舞台装置を設営した。踊り子は三味線や唄に合わせ「吉野山狐忠信(よしのやまきつねただのぶ)」を上演。計4回の奉納余興で一般客の姿はほぼ見られなかった。

 日野町若衆筆頭世話人、黒須正明(くろすまさあき)さん(42)は「この日を迎えられてうれしいが、祭りが感染拡大につながらないことが本当のゴール」と表情を引き締めた。

 今年は24、25の両日の奉納余興のうち3回分の映像を、「山あげ祭まるわかりサイト」を通じて動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信する。