ホッケー男子1次リーグ初戦の豪州戦が行われた24日、日光市内では県勢の代表選手4人の家族やチームメートらが画面越しに声援を送った。
DF大橋雅貴(おおはしまさき)選手(28)=大沢中-今市高出=の家族は、同市土沢の自宅でテレビ観戦した。
「この大舞台に立っているだけで感動」と母文子(ふみこ)さん(55)。父由紀夫(ゆきお)さん(57)は4選手らが随所で好プレーを見せるたび「よし」と声を上げ、第2クオーターで市内在住のDF霧下義貴(きりしたよしき)選手(22)が同点ゴールを決めるとガッツポーズ。世界ランキング1位の強豪国を相手に善戦し、「残りの試合もこの調子で頑張ってもらい、予選リーグを突破してほしい」と願った。
4人が所属するリーベ栃木の選手ら16人は市内の幼稚園の一室を借り、感染症対策を講じながら応援した。2点先取された後、一時逆転すると、マスク越しに「うおー」と歓声を上げた。
惜敗したが、リーベの福田敏昭(ふくだとしあき)監督(40)は「4人とも持ち味を生かし、それぞれの役割を十分果たしてくれた」と称賛。今後に向け「勝利の可能性を非常に感じた。一戦一戦勝つことを意識して勝利を重ねてほしい」と期待した。