力泳する水沼選手にエールを送る「応援する会」のメンバーら=1日午前、真岡市台町

水沼選手が将来の夢を「ウルトラマン」とした卒園記念文集(画像の一部を加工しています)

力泳する水沼選手にエールを送る「応援する会」のメンバーら=1日午前、真岡市台町 水沼選手が将来の夢を「ウルトラマン」とした卒園記念文集(画像の一部を加工しています)

 東京五輪競泳男子400メートルメドレーリレー決勝で栃木県真岡市出身の水沼尚輝(みずぬまなおき)選手(24)を含む日本代表チームが日本新記録で6位になった1日、同市台町の結婚式場でテレビ観戦した応援する会のメンバーら約40人はスティックバルーンを力いっぱいたたき歓喜を表現した。個人種目の100メートルバタフライに続き悲願のメダル獲得はならなかったものの、初の五輪の大舞台で「有終の美」を飾った水沼選手への賛辞とさらなる今後の活躍を期待する声が上がった。

 「日本新記録も出し、将来の夢だった『ウルトラマン』をかなえたと思う。本当に立派です」。水沼選手が通った真岡市東大島の真岡ふたば幼稚園で担任だった元同園教諭のイチゴ農家猪野麻美(いのあさみ)さん(44)=真岡市物井=は会場で教え子の力泳を心からたたえた。

 卒園記念文集の「大きくなったら」の欄に書き込まれた水沼選手の将来の夢は「ウルトラマン」。本人に代わり記入した猪野さんは「五輪で日に日に輝く姿がとても印象的だった。さらに高みを目指してほしい」と笑顔で声を弾ませた。

 新型コロナウイルスの感染防止対策で検温やマスク着用を徹底させ、計3日間にわたり結婚式場で行われた応援のテレビ観戦。全てに参加した応援する会副会長で同市山前中の石川昌由(いしかわまさよし)校長(55)は「プレッシャーをはねのけた泳ぎができたと思う。ぜひ母校で講演してもらい、本校のモットーである『がんばりの精神』を後輩たちに伝えてほしい」と望んだ。

 レース後のあいさつに立った水沼選手の父敏明(としあき)さん(52)は「チームで出した日本新記録ですが、地元山前地区の皆さんや多くの市民の声援が息子に届いたのだと思う。来年の世界水泳、次のパリ五輪とありますが、もう少し頑張ってくれると思うので、引き続き応援をよろしくお願いします」と感謝した。