報道関係者が利用するバスターミナル=東京都江東区

 東京五輪の国内外メディアの取材拠点として東京ビッグサイト(江東区)に設置された「メインプレスセンター(MPC)」。その近くには報道関係者専用バスターミナルが設置され、各競技会場や宿泊先のホテルなどをバスが往復。細やかな輸送サービスが取材活動を下支えしている。

 大会関係者の輸送のため、都内で必要とされるバスは1日最大2千台。それを賄うため、バスは全国から派遣されてきている。MPCのターミナルには新潟、奈良、神戸、佐賀など全国各地のナンバーが並んだ。

 MPCとホテル間は1時間間隔などで運行し、24時間利用できる。もちろん無料だ。地理に明るくない海外メディアなどにはおおむね好評で、北京、ロンドンの五輪取材経験があるというドイツ報道機関の男性記者(43)は「車内は清潔だし、便利だよ」と話した。

 一方、国内メディアの反応はいまいちだ。記者も7月28日午前、宿泊先の千代田区内ホテルから利用したが、バスの出発は定刻より18分遅れた。交通量はさほど多くなかったが、40分間と案内されていた乗車時間も55分間。地下鉄などを乗り継げば45分足らずだが、待ち時間を含めると倍近くかかった。

 輸送サービスには、栃木県バス協会も加盟34社が86台を協力しているという。せっかくだからまた利用してみよう。その時は時間に余裕を持って。