那須岳(茶臼岳)に秋の訪れを告げる高山植物リンドウが見頃を迎え、青紫色のかれんな花が登山客らの目を楽しませている。
リンドウは峠の茶屋駐車場から峰の茶屋跡に向かう登山道、牛ケ首へと続く道沿いや山肌などに自生。今年は長雨などの影響で花数は少ないものの、岩場にそそと咲いている。那須ロープウェイによると、今月中旬ごろまで楽しめるという。
4日は朝から山全体に霧が立ち込め、強い雨風が吹き付けたため登山客は少なかった。同ロープウェイの江田康範(えだやすのり)所長(73)は「しっとりと雨露にぬれたリンドウもまた魅力的です」と話していた。