» 動画ページへ

参考館に設置されたモニュメント(上)と、セント・アイヴスに設置されるモニュメントを見比べる関係者

 【益子】県民芸協会や「益子×セントアイヴス100年祭事業実行委員会」でつくる「益子エール実行委員会」は、町と英国セント・アイヴスの国際交流100年を記念したモニュメントを益子の濱田庄司記念益子参考館の長屋門前に設置した。1~3月に行ったクラウドファンディング(CF)で集めた支援金などを元に制作。20日は除幕などを行うセレモニーが開かれ、関係者が完成を祝った。

 交流は、人間国宝の陶芸家濱田庄司(はまだしょうじ)が英国を代表する陶芸家バーナード・リーチとセント・アイヴスに工房「リーチ・ポタリー」を開いたことに始まる。

 モニュメント制作は、100年の交流に敬意を表し、未来に思いをつなぐ証にしようと企画。制作や交流事業のために行ったCFでは247人から約400万円の支援金が集まった。これらを元に二つ制作し、両者ゆかりの参考館とリーチ・ポタリーに設置する。

 参考館に設置したモニュメントは、パネル部分が縦約20センチ、横約120センチ。益子の土の茶色と、セント・アイヴスの海や空の水色をイメージしグラデーションしたデザインで、益子焼やリーチ・ポタリーの陶片がちりばめられている。「St Ives 9803km」の文字は益子焼でできており、英国の方角に向けられた。

 セレモニーには実行委の平野良和(ひらのよしかず)代表や濱田の孫で参考館長の濱田友緒(はまだともお)さんら約20人が出席。除幕後のあいさつで平野代表は「多くの賛同と協力をいただき、ありがとうございました」と謝辞を述べ、友緒さんは「リーチと庄司が制作や生活をした二つの町に立派な標識が建つのは素晴らしい。次の世代の方々もここでつながりを確かめてほしい」と願った。

 リーチ・ポタリーに設置するパネルは12月に発送する予定。「Mashiko 6091miles」と記されている。早ければ来年にも友緒さんが現地を訪ねて除幕をするという。