本物そっくりに宇都宮動物園のジオラマを製作した山口さん

 【宇都宮】動物好きの戸祭小4年山口世羅(やまぐちせいら)さん(9)がこのほど、上金井町の「宇都宮動物園」のジオラマ(立体模型)を制作し、本物そっくりに再現した。夏休みの自由研究で、大好きな動物園を自分で作ろうと取り組んだ。山口さんは、幼いころから自宅からほど近い同園に通い続け、年間パスポートを持つほどのファン。将来の夢は、獣医師をしながら飼育員として働くことという。

 ジオラマは、発泡スチロールの土台の上に紙粘土で動物を作り、着色して製作した。おりはつまようじ、餌台も発泡スチロールを小さく切って作るなど、精巧な出来となっている。

 眼鏡を掛けた飼育員をはじめ、キリンやゾウ、ホワイトタイガー、ヒツジ、馬など大きな動物約60匹を配置したほか、小さな鳥やウサギも丁寧に、本物そっくりに仕上げた。それだけでなく、周囲の樹木も本物の小枝に緑色のモール糸を貼り付けるなどして再現する徹底ぶりだ。

 最初は動物の園舎のみを製作する予定だったが、次第に気持ちが乗ってきた山口さんはふれあい広場も「増築」。最終的には全体で縦40センチ、横120センチの大作となった。

 山口さんは両親、弟と4人家族で、生まれたときから家に2匹のトイプードルがいるなど家族全員が大の動物好きという環境で過ごす。毎月2、3回は同園に通うほどで、動物の種類や飼育場所は全て頭の中に入っているという。

 母親の玲奈(れいな)さん(36)は「もともと器用で工作は得意。学校の先生や動物園の園長さんにもほめられ、今度は本物のヒツジの毛を頂けることになりました」と話す。

 夏休みの大半を製作に費やしたという山口さんは「宇都宮動物園は、動物と触れ合えるし、飼育員さんも大好き。今度は本物の毛で大きなヒツジを作りたい」とさらなる意欲を見せていた。