協定書を掲げる早川市長(左)とオンラインで記者会見に出席した襟川社長

 【足利】「信長の野望」などのゲームソフト開発・販売を手掛けるコーエーテクモホールディングス(横浜市)と市は22日、包括連携協定を結んだ。早川尚秀(はやかわなおひで)市長が同日の定例記者会見で発表した。同社は今後、ゲームクリエーターによる高校生の職業教育などを行う。オンラインで記者会見した市出身の襟川陽一(えりかわよういち)社長(70)は「足利の歴史、文化、自然の中で育ったことが歴史ゲーム開発の原点。足利の街に感謝し、発展に貢献したい」と述べた。

 同社は1978年に今福町で創業。「信長の野望」「三國志」などのゲームソフトが人気を博し、2000年には株式を東証1部に上場した。現在、世界中の11拠点で2500人のゲームクリエーターが開発に携わり、約1億人のファンを抱えているという。

 今年6月下旬、早川市長と襟川社長がウェブ面会した際、襟川社長から「市制100周年事業に協力したい」との申し出があり、協定締結に向けた協議が進められてきた。同社が同様の協定を自治体と結ぶのは初めて。

 協定に基づき、年内にもグループ企業のゲームクリエーターが市内の高校生を対象にゲームプログラミングの授業を行う。市内から募集した交通標語と「信長の野望」シリーズのキャラクターとのコラボレーションによる交通安全啓発ポスター作製も計画されている。

 早川市長は「市制100周年の年に、世界的に躍進する企業と協定を結べたことはありがたい。今後、足利の街が登場するゲーム(開発)に期待したい。襟川社長から引き続き助言を頂きたい」などと話した。