古賀志山の山頂から南の御嶽山へ続く登山道の一部。鎖場や岩場が多く注意が必要となる=22日午前、宇都宮市古賀志町

古賀志山の山頂。正午ごろまでは登山客でにぎわうが、午後は人けがなくなるという=22日午前、宇都宮市古賀志町

古賀志山の山頂から南の御嶽山へ続く登山道の一部。鎖場や岩場が多く注意が必要となる=22日午前、宇都宮市古賀志町 古賀志山の山頂。正午ごろまでは登山客でにぎわうが、午後は人けがなくなるという=22日午前、宇都宮市古賀志町

 秋の登山シーズンの本格化を前に、県内で20、21両日、山での遭難、道迷いが相次いだ。事前準備が不足していた登山者が日没ごろに助けを求めた事案が目立った。山岳関係者によると、コロナ禍に伴うアウトドア人気で、家族連れや初心者などの登山者も増えているという。県警や山岳関係者らは「時間に余裕を持ち、経験に見合った登山を」と呼び掛けている。

 県警によると、日光市の白根山(2578メートル)では20日、県外の6~45歳の家族6人が午前中に入山し午後2時ごろ山頂に到着したが、保育園児がいたことで下山が遅れ、日が暮れて身動きが取れなくなった。

 同日、宇都宮市の古賀志山(583メートル)で道に迷った宇都宮市の中学生2人は軽装で、入山は午後2時以降とみられる。暗くなり迷った。県警地域課は「体力や時間、天候を考慮し準備をお願いしたい」とする。

 21日には日光市の男体山(2486メートル)で県外の男性(70)が体調を崩し、自力で下りられなくなった。

 県山岳・スポーツクライミング連盟の登山部遭難対策委員会、増渕篤史(ますぶちあつし)さん(50)によると、コロナ禍によるキャンプ人気の高まりなどと関連して登山者も増加傾向にあり、今年は特に初心者や家族連れのなどが多いという。

 子連れの登山で注意すべきなのは「子どものコースタイム」と増渕さん。「子どもは大人の半分以下の体力と考え、十分な休憩を含めた計画を立ててほしい」

 古賀志山のような低山については「地図にない登山道が多数ある。地図を持っていても道に迷いやすい」と指摘した。

 NPO法人「古賀志山を守ろう会」の池田正夫(いけだまさお)理事長(83)は「午後は登山者が激減する。入山は控えてほしい」と訴えた。