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救助訓練のため床に穴を開ける隊員たち

 栃木県小山市消防本部は9日、5月の市庁舎移転に伴い解体されることになった旧市庁舎を利用した震災対応救助訓練を行った。地震で崩れたビル内に要救助者がいる想定で、床を破壊して救出する本番さながらの訓練を繰り広げた。

 市消防署の救助隊員ら18人が参加。最初にドリルで床に小さな穴を開け、要救助者がいることを確認した。交代しながら削岩機やハンマードリルなどを使い、1時間半かけて厚さ約20センチの床に一辺約80センチの三角形の穴を開けた。隊員らは開けた穴からロープなどを使って降下し、要救助者を引き上げた。

 猪瀬治雄(いのせはるお)消防長は「比較的迅速かつ的確に訓練を行うことができた。いつ起こるか分からない震災に備え、消防職員として取り組んでほしい」と講評した。舘野龍(たてのりょう)隊員(23)は「これほど実践的な訓練はなかなかできない。救助するまで思ったより時間がかかった。今回の経験を有事の際には生かしていきたい」と話した。