仁淀川国際水切り大会で投石する橋本さん=高知県いの町

優勝の認定証を手にする橋本さん

仁淀川国際水切り大会で投石する橋本さん=高知県いの町 優勝の認定証を手にする橋本さん

 【小山】石を川面に投げて跳ねさせる「水切り」の腕前を競う「第18回仁淀川国際水切り大会」が今月上旬、高知県いの町で開かれ、猛者が出場する「チャンピオンシップ部門」で島田、会社員橋本桂佑(はしもとけいすけ)さん(29)が5回目の優勝を果たした。小学生から続ける野球が強さの源。大学生時代に水切りの楽しさを覚え、これまでに国内外の大会に約25回出場。そのうち優勝は10回を数える。

 大会は同県のNPO法人「仁淀川お宝探偵団」の主催。新型コロナウイルス禍のため、県外参加者を含めた開催は2年ぶり。外国人を含め日本各地から約110人が参加した。年代や技量に応じた4部門で、石が跳ねた回数や波紋の美しさ、飛距離で順位を争った。

 年齢や性別を問わないチャンピオンシップ部門には約35人が出場。風で水面が波打つ中、橋本さんは石を16回跳ねさせて予選を突破。本戦では飛距離約70メートル、石の跳ね数は約30回を記録して王座に就いた。「今までで一番危なげなく勝てた」と振り返った。

 橋本さんは大学1年生だった2010年、川遊びで投げた石が想像以上に飛んだことに楽しさを感じ、水切りを本格的に始めた。小学生から続ける野球が投石技術の基礎だ。自己ベスト記録は飛距離が100メートル、石跳ね回数は60回。

 水切りが上手な人に会って上達するため、12年に宮城県で開かれた「全日本石投げ選手権」に初出場したところ、いきなりの優勝。同選手権と今回の高知県の大会を含めた水切りの「国内三大大会」で全て頂点に立った。米国やスコットランドでの大会にも5回出場し、2回の優勝を飾った。

 普段は地元の思川で練習する橋本さん。「自然の中での水切りは、石が予想外の動きをして面白い」と話す。「単なる子どもの遊びではなく、真剣にやる価値がある。水切りの社会的な位置付けを上げたい」と熱く語っている。