宇都宮南署は18日、宇都宮市宮の内2丁目の駐車場で、シカ1頭を捕獲したと発表した。同市南部では15日以降、山林から離れた住宅街でシカの目撃情報が相次いでおり、同一の個体とみられる。

 同署などによると、捕獲したシカは体長約1.5メートルの雄の成獣。18日午前5時50分ごろ、同市宮の内2丁目の工場から「駐車場にシカがいる」と110番があった。同市や県猟友会などが12人体制で捕獲作業に当たり、約3時間後に動きが鈍くなったところをネットで捕まえた。

 同市農林生産流通課によると、シカは外敵を恐れて木の茂みなどに隠れて暮らすことが多いため、住宅街への出没は珍しいという。同課担当者は「なぜ住宅街に現れたのか分からないが、群れからはぐれてしまい、食料を求めて山から川に沿って下ってきたのではないか」とみている。