グッドデザイン賞を受賞した「バターのいとこ」

グッドデザイン賞を受賞した県総合運動公園陸上競技場(エネックス写真事務所提供)

グッドデザイン賞を受賞した「バターのいとこ」 グッドデザイン賞を受賞した県総合運動公園陸上競技場(エネックス写真事務所提供)

 日本デザイン振興会の2021年度グッドデザイン賞が21日までに発表され、県内では「公共の建築・空間」から3件、民間から菓子・宿泊施設・アウトドア用品4件の計7件が受賞した。

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 受賞したのは、公共から「県総合運動公園陸上競技場(カンセキスタジアムとちぎ)」「日環アリーナ栃木」(宇都宮市)、「那須塩原市図書館みるる+駅前広場」。民間からは、菓子「バターのいとこ」(那須町)、宿泊施設「西大芦の農家」(鹿沼市)、カンセキ(宇都宮市)のアウトドア用品でたき火台「男前ファイアグリル」と薫製機「フラットスモーカー」。

 審査委員の評価によると、カンセキスタジアムとちぎは、地域特有の風向きや日射に配慮した合理的な造形が美しいカーブを描き、シンボル性を獲得した。アリーナと屋内水泳場を備える日環アリーナ栃木は、外観が大谷石採掘場をイメージした石塊のようになっており、「忘れがたい印象的な光景」とコメントした。

 みるる+駅前広場は「単なる図書館というよりも、人々が暮らす街を感じる内部空間になっている」と表現した。

 バターのいとこは、小規模酪農家や障害者就労の支援という社会課題に取り組み、その思いを商品説明書で消費者にきちんと伝えていることが評価された。

 築約150年の民家を宿泊施設に再生した西大芦の農家は、里山との共生などを見据え「秀逸な改修計画がなされている」という。

 たき火台はV字の底板によって熱効率がよく、軽く組み立てやすい。薫製機は過度な装飾を持たず、過不足ないデザインが評価された。