真岡市役所

 栃木県真岡市は22日、市税の滞納者から徴収した現金39万3200円を着服したとして、納税課に所属する会計年度任用職員の60代男性を21日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 市総務部によると、男性は在職中だった今年3~8月、滞納している市民5人の自宅を計8回訪問した際に徴収した市税を着服したという。同課の担当職員が8月初旬、市に保管される領収書のつづりをチェックした際に欠番があることに気付き、問題が発覚した。

 男性は2012年度から非常勤の徴収嘱託員として勤務。20年度から会計年度任用職員として市税の徴収業務に当たっていた。調査に対し「借金の返済に充てた」などと話しているという。男性は9月下旬に全額を返済しており、市は刑事告訴を見送る方針。

 管理監督責任があったとして、市は上司の課長職2人と課長補佐職1人を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分としたほか、部長職1人を訓告処分とした。

 市総務部は「市民の信頼を大きく損ねる不祥事があったことを深くおわびする。これまで徴収業務は1人で行ってきたが、今回の問題を受け2人体制で実施するなど再発防止に努め、綱紀粛正を徹底させる」としている。