2011年の東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物を巡り、那須町の平山幸宏(ひらやまゆきひろ)町長は29日、農家らが保管する廃棄物の暫定集約地を本年度中に選定する意向を示した。町議会一般質問で竹原亜生(たけはらつぐお)氏の質問に答えた。

 町内では農家53戸が計約1680トンの廃棄物を一時保管している。町を含め、廃棄物を保管する県内6市町は18年、市町ごとの暫定集約に合意。町は20年から国と個別協議に入ったが、広大な面積を必要とすることなどから候補地選定には至っていない。

 町はこれまで公用地や民有地で現地調査を実施。今後、候補地の選定、環境省との協議などをへて関係者向けの説明会を開くという。平山町長は「農家の負担軽減が第一。安全な運搬、保管方法について国と協議し、候補地を早期に選定する」と述べた。