祭官を務めた子どもたち

 【足利】孔子とその弟子たちに供物をささげて祭る伝統行事「釋奠(せきてん)」の祭官を小中学生が務める「こども釋奠」が4日、昌平町の史跡足利学校大成殿で行われた。

 伝統の継承と担い手育成を目的に2014年から続く体験事業。公募に応じた市内の小学4年~中学3年生11人が釋奠保存委員会の指南を受け、本番に臨んだ。早川尚秀(はやかわなおひで)市長ら立会人が見守る中、厳かに鳴り響く雅楽に合わせ、孔子像の前に米やタイ、野菜などを順に供えていった。

 儀式の進行をつかさどる役「掌事(しょうじ)」は例年、保存委員会会長が務めるが、8回目の今回は初めて最年長参加者に託された。美しい所作で全ての役目を終えた第一中3年の落合伶和(おちあいれお)さん(15)は「大変な役を担うことになり、とても緊張した。同時にとてもうれしく、光栄だった」と安堵(あんど)の表情を見せた。