福田亮警部

 記者 福田警部、犯人はどれくらい摘発されているのでしょうか。

 福田警部 昨年は県内で373件に関与した87人を摘発しました。受け子やかけ子といった実行犯が318件52人、特殊詐欺用の口座を開設する詐欺やキャッシュカードの譲り渡しといった助長犯が55件35人です。今年は6月までに123件29人を摘発しています。

  それだけ摘発しても撲滅できないのですか。

  末端の受け子やかけ子を捕まえても、首謀者にはなかなかたどり着きません。犯人グループは捜査の手が伸びないように、犯人同士でもお互いの情報を伝えないようにしているのです。

  首謀者はどんな人たちなのですか。

  指示役のさらに上の首謀者は暴力団関係者らとみられています。暴力団への規制強化で資金獲得が困難になる中、特殊詐欺の利益が資金源の一つとなってしまっているのです。