銀賞受賞を喜ぶ鈴木総支配人とMVに登場するマヌルネコ

 【那須】大島の那須どうぶつ王国が飼育する希少種のマヌルネコを取り上げたミュージックビデオ(MV)「マヌルネコのうた」が、日本最大級の広告賞「第61回ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS(東京クリエイティビティアワード)」のフィルム部門Bカテゴリーで銀賞を受賞した。MVの再生回数は動画投稿サイト「ユーチューブ」で200万回を超え、同園の投稿動画で最も注目されている。

 同賞はテレビやラジオのCM、企業のキャンペーンなどさまざまな広告を7部門に分け、グランプリ、金、銀、銅賞を選出している。フィルム部門Bカテゴリーはウェブ上の映像広告が対象で、407作品の中から4作品が銀賞を受賞。同MVは、マヌルネコの表情を細やかに捉えた映像と、野生動物の保全を呼び掛けるメッセージ性のバランスの良さなどが評価された。

 MVは、マヌルネコファンで映像作家兼広告クリエイターの富永省吾(とみながしょうご)さん(30)と同園の鈴木和也(すずきかずや)総支配人(60)ら5人が中心となって制作した。富永さんが野生動物ならではの姿を撮影し、音楽は意外性にこだわり耳に残る歌詞と軽快な曲調を採用した。4月に公開すると人気に火が付き、今月200万回再生を達成するなど、MVに魅了されて抜け出せない“マヌル沼”にはまる人が続出した。

 富永さんは「新型コロナウイルス禍でも少人数で創造性を発揮できたことや、多くの人に愛されたことも評価された」と話す。富永さんは個別賞としてエディター賞も受賞した。

 鈴木総支配人は「マヌルネコの保全に関心を持つ人が増えたことが何よりうれしい」と語った。

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