「夢を感動へ。感動を未来へ。」をスローガンとした第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」冬季大会スケート・アイスホッケー競技会は24日、栃木県日光市今市文化会館で開始式を行い開幕した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」による流行「第6波」が県内でも拡大する中、30日までの7日間にわたり原則無観客で氷上の熱戦を繰り広げる。
本県での冬季大会開催は2014年「ひかりの郷(さと) 日光国体」以来8年ぶり9度目。本県選手団73人を含む42都道府県から1700人を超える選手団が参加し、同市内4会場でスピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケート、アイスホッケーを行う。
開始式は感染拡大防止のため、一般の観覧者を入れず関係者166人のみが出席した。各選手団の旗手が北海道を先頭に北から登壇し、最後に本県の旗手を務めるスピードスケート少年男子の篠原光佑(しのはらこうすけ)選手(日光明峰高)が入場した。
福田富一(ふくだとみかず)知事が「選手の皆さまには感染防止対策にご協力をいただきつつ、これまでの努力が結実することを願っている」と開会を宣言。本県アイスホッケー少年男子の鈴木章史(すずきあきふみ)選手と、スピードスケート少年女子の篠原侑愛(しのはらゆうあ)選手(ともに日光明峰高)が「練習の成果を発揮し、全国の皆さまに夢と感動を届ける大会にすることを誓います」と選手宣誓した。