ニッコウイワナの稚魚を観察する児童(国立研究開発法人水産研究・教育機構提供)

自宅で卵のふ化に挑戦した児童ら(国立研究開発法人水産研究・教育機構提供)

ニッコウイワナの稚魚を観察する児童(国立研究開発法人水産研究・教育機構提供) 自宅で卵のふ化に挑戦した児童ら(国立研究開発法人水産研究・教育機構提供)

 日光市の清滝小(栃木県)の児童らはこのほど、冬休み期間中に自宅に持ち帰っていたニッコウイワナの卵をふ化させた。始業後に学校の水槽に移し替え、子どもたちは稚魚の様子を観察した。

 子どもたちに地元の大谷川に生息する魚を身近に感じてもらおうと、国立研究開発法人水産研究・教育機構と鬼怒川漁協日光支部が昨年度に続いて実施した。

 冬休み前に、希望する児童3人と教職員に水と3~4粒の卵が入ったペットボトル、資料を配布した。自宅の冷蔵庫に入れ、3日に1回程度水替えするとふ化させることができるといい、児童らは自宅で日々変化する卵の様子や稚魚を家族と一緒に観察するなどして、ニッコウイワナへの理解を深めた。

 学校の水槽に移し終えた児童たちは「だんだん目ができてきて、色が濃くなるのが分かった」「卵から産まれて感動した」などと話した。

 同支部の星野晃(ほしのあきら)支部長は「大谷川のニッコウイワナは乱獲や環境破壊で数が減っている。この活動を通じて、命の尊さを学んでもらえればうれしい」と話した。

 稚魚は同校の水槽で餌付け前まで育てた後、同機構で成長させ、今秋に大谷川へ放流する予定。