宇都宮市役所

 【宇都宮】市は13日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を促すため、40代以下を対象に抽選で自転車やサッカー観戦のチケットをプレゼントする独自のキャンペーンの実施を決めた。接種に特典を与えるインセンティブ事業は、市として初めて。6月1日から応募を受け付ける。

 市民全体の3回目接種率は大型連休最終日の8日時点で60.2%。接種枠を拡大したこともあり、1カ月足らずで約10ポイント上昇した。

 しかし年代別では40代が48.7%、30代が35.1%、20代が33.2%にとどまる。40代以下の場合、接種券が届いても半数近くが接種していない。

 一方、感染者の9割は40代以下で、多くが3回目未接種か一度も接種を受けていないという。特に10代以下の子どもの感染が増えており「家庭内感染を防ぎ、社会経済活動への影響を最小限にする必要がある」として、保護者世代の20~40代に焦点を当てる。

 応募できるのは、6月19日までに3回目接種を済ませた12~49歳の市民。サッカー栃木SCの観戦券、宇都宮動物園の入園券など市内で利用できるチケットや、自転車ロードレース宇都宮ブリッツェンのコラボレーション自転車、バスケットボール宇都宮ブレックスのグッズなど、地元プロスポーツチーム関連の商品を贈る。

 その他の商品やサービスも検討しており、5月下旬に応募専用ホームページを開設し詳細を発表する。

 接種に特典を付与している群馬県では、20~40代の接種率が6~10ポイント上回っている。市保健所コロナワクチン対策室は「若者の注目を集め接種への意欲を高めるためキャンペーンを実施し、できるだけ早期に接種率向上を図りたい」としている。