【小山】市出身の版画家小口一郎(こぐちいちろう)(1914〜79年)らの作品展が14日、立木のギャラリー「たから園現代工芸」で始まった。22日まで。
風景や花などを題材とした小口の作品約35点のほか、小口と親交のあった益子町出身の陶芸家、故成井立歩(なるいたっぽ)さんと故恒雄(つねお)さん兄弟の作品の計約250点を展示している。
足尾鉱毒事件に関する作品で知られる小口だが、今回の展示では小山遊園地や市の花火大会、思川などを描いた作品が出展された。
主催した小口一郎研究会の篠崎清次(しのざきせいじ)代表(75)は「今回は他の作品も知ってもらおうと、あえて足尾鉱毒事件の作品は展示しなかった」と話している。
午前10時〜午後6時(最終日は4時)。入場無料。
(問)同ギャラリー0285・23・6966。