見頃を迎えたトウサワトラノオ

 下野市東根の湿地帯に群生するトウサワトラノオの花が見頃を迎えている。

 トウサワトラノオはサクラソウ科の多年草植物。生育地は全国でも少なく、環境省のレッドリストで高ランクの絶滅危惧種に指定されており、希少性が高いという。市トウサワトラノオ保存会(黒川英代(くろかわひでよ)会長)と東根自治会などが保全活動をしている。

 木道が整備された田川右岸の約2千平方メートルの湿地帯では、高さ約20~40センチのトウサワトラノオがかれんな白い花を咲かせている。黒川会長は「昨年は管理方法を変えたため生育が衰えたが、今年は無事回復した。子どもたちの観察会などを開き、貴重な植物をこれからも保存していきたい」と話した。

 市農政課によると、花は今月中旬まで楽しめる。