アメリカン・クラブハウス・サンド

川原晴彦さん

アメリカン・クラブハウス・サンド 川原晴彦さん

 トーストの心地よい食感とともに、挟まれた食材のおいしさが口いっぱいに広がる「アメリカン・クラブハウス・サンド」。

 ベーコン、レタス、トマト、ローストチキン、卵焼きの5種を金谷ホテルベーカリーのロイヤルブレッドで挟み込む。シンプルな味付けだが、パンと具が調和して味わい深い。ボリューム満点で、外国人観光客などにも親しまれる看板メニューの一つだ。

 料理長の川原晴彦(かわはらはるひこ)さん(70)は「パンを焼き過ぎると冷めたときに固くなり、足りないとべちゃっとなる。簡単ではないが、ちょうど良い焼き加減にすることでよりパンのおいしさが引き立つ」と説明する。

 戦後、日光金谷ホテルが進駐軍に接収された時代から続くという一品。現在はこの店のみで味わえる。同ホテルで料理長などを歴任し、全日本司厨士(しちゅうし)協会関東総合地方本部県本部の理事長を務める川原さんは「シェフになって最初の頃に教わった料理なので、思い出深い一品」と話す。

 隣接する金谷ホテル歴史館は国登録有形文化財の建物。川原さんは「当時からほとんど変わらない料理。金谷ホテルの歴史を感じながら食べてほしい」と話す。

 ▼メモ アメリカン・クラブハウス・サンドは1600円。テイクアウト可▽日光市本町1の25▽営業時間 午前9時~午後3時(食事)▽定休日 冬季以外無休▽(問)0288・50・1873。