花を付け始めたオガタマ

 【宇都宮】今里町の羽黒山神社の参道で、邪気を払うと伝わる樹木「オガタマ」が花を付け始めた。新型コロナウイルス禍の中、木に向かって手を合わせる参拝者の姿もある。

 オガタマはモクレン科の常緑樹で、名前は神道思想の「招霊(おぎたま)」から転化したとされる。榊(さかき)の自生しない地域では神前に供える玉串として代用され、神木として植栽される例もあるという。

 同神社には一昨年11月に埼玉県久喜市の造園業者から24本が奉納された。朱色の鳥居を守るように植えられた高さ約1メートルの木に、直径3センチほどの薄紫色の花が咲いている。

 同神社の阿部康夫(あべやすお)宮司(65)は「今月中旬ごろまで見られます。午前中は花が閉じていて、気温が上がるお昼過ぎに花が開きます」と話した。