4月17日投開票の栃木市議選で、当選した松本喜一(まつもときいち)市議(66)への投票を呼びかける違法な文書を配布したとして、県警が公選法違反(法定外文書頒布)の疑いで松本市議の妻や後援会関係者の計4人を書類送検したことが6日までに、関係者への取材で分かった。送検は3日付。

 関係者によると、4人は4月10日告示の市議選の選挙期間中、松本市議への投票を呼びかける内容の法定外文書二十数枚を有権者に配布した疑いが持たれている。4人とも配布行為は認めている。

 松本市議は下野新聞社の取材に対し「自分は何も知らなかった。妻が勝手に動いた」と関与を否定。妻は「投票率が低かったので、(法定の)ビラに期日前投票自体を呼びかける文言を添えて2千~3千枚刷った。違法性の認識はあったが、深く考えていなかった」と話している。

 公選法は、選挙管理委員会に届け出たビラなど選挙運動で配布できる文書の種類や枚数を制限している。

 松本市議は1999年、旧栃木市議選で初当選し3期務め、現在は合併後の新栃木市議として4期目。4月の市議選では自民党公認で立候補し、上位3番目の得票で当選していた。