中学生が鑑賞した舞踊劇。那須与一(手前右)が扇を射る場面

 【那須】地元の子どもたちに日本の伝統芸能を知ってもらおうと、町教委は11日、寺子乙の町文化センターで舞踊劇「平家物語 那須与一(なすのよいち)の段」の鑑賞会を開き、町内の全中学生約400人が楽しんだ。

 2020年に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、2年越しの開催となった。

 上演されたのは、伝統芸能の継承と普及のため那須地域で活動する「グローバルカルチャー那須」が制作し、歌舞伎俳優の嵐橘三郎(あらしきつさぶろう)さんが監修・指導した演目。平家物語に登場する那須与一に焦点を当て、平家の栄枯盛衰を描いている。

 この日は、全国から集まった舞踊家や長唄演奏家ら25人が出演。三味線などで奏でる長唄に合わせ、屋島の戦いで与一が扇を射落とす場面などを演じた。

 那須中央中3年の坂本康乃介(さかもとこうのすけ)さん(14)は「源氏と平家が対決するシーンは迫力があって、印象的だった。また伝統芸能を見てみたい」と話した。