【日光】市消防本部は14日、今市の複合商業施設「日光ランドマーク」で、震度6強の地震を想定し、同施設の屋上にある観覧車を使った救助訓練などを行った。
同施設は昨年4月にオープン。開業前に訓練が行われる予定だったが、新型コロナウイルス禍のため延期されていた。同施設に入る全ての事業所が参加しての訓練は初めて。約100人が参加した。
訓練は、地震による火災のために屋上の観覧車が停止し、ゴンドラに乗客1人が取り残されたと想定して実施。はしご車に乗った消防署員2人が、地上約30メートルのゴンドラから乗客役の署員を救助した。避難や消火の訓練も行われた。
今市消防署の湯澤耕一(ゆざわこういち)署長(56)は「今市に初めてできた大きな観覧車。非常時に迅速、的確な対応をするための訓練ができてよかった」と話した。