那須中の生徒に夢を追う大切さを訴える桂さん

 【那須】世界的なブライダルファッションデザイナー桂由美(かつらゆみ)さん(90)を講師に招いた、とちぎ未来大使「夢」講座(県教委主催)が16日、那須中で開かれた。桂さんは約190人の全校生徒を前に夢を追う大切さを熱く語った。 

 桂さんは、共立女子大卒業後のパリ留学を経て1964年に日本初のブライダル専門店をオープンし、69年に全日本ブライダル協会を設立。99年に東洋人として初めてイタリアファッション協会の正会員となった。

 NPO法人が実施する「恋人の聖地プロジェクト」の委員として本県の観光地の聖地認定に関わった縁で、2018年11月にとちぎ未来大使となった。

 ブライダル事業を始めた当時について「結婚式でドレスを着る女性は3%しかおらず、残りは着物。最初の1年は無給で大変だったが、いつかドレスの時代がくると信じていた」と振り返った。また、少子化や新型コロナウイルス禍で苦境が続く業界について、「結婚記念日を祝う『アニバーサリーウエディング』など、いろいろ考えないといけない」と、結婚式の魅力を若い世代に伝えていく必要性を強調した。

 生徒会長の3年野中(のなか)ユウタさん(14)は「諦めずに夢を追いかけ、かなえた桂さんはすごい。これから生きていく上で大切なことを教わった」と感謝していた。