新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 新型コロナウイルス感染者の減少を受け、栃木県が警戒度を約5カ月ぶりに「レベル1(維持すべきレベル)」に引き下げる方針を固めたことが23日、分かった。24日に対策本部会議を開き決定する。利用者が減っている臨時医療施設や、6月末が期限となっている無症状者対象の無料検査の扱いなども協議する。

 県と宇都宮市は23日、新たに計110人が新型コロナに感染したと発表。既に公表済みの感染者1人の取り下げがあり、県内の累計感染者数は9万3461人となった。新規感染者は10歳未満〜80代の男女で、75人の感染経路が分かっていない。

 警戒度レベルは0〜4まで設けている。第6波で県は1月13日、警戒度をレベル2(警戒を強化すべきレベル)に1段階引き上げた。まん延防止等重点措置が3月22日に解除された後、会食の人数制限などの県民への協力要請を徐々に緩和してきたが「新規感染者数は第5波のピークを上回る」(福田富一(ふくだとみかず)知事)として、レベルの引き下げは見送ってきた。

 一方で6月に入って感染者数はさらに減少。前回の対策本部会議を開いた5月27日時点の3分の1程度の水準に減ったことなどを踏まえ、レベルを引き下げるとみられる。

 23日時点の入院者は43人、宿泊療養者88人、自宅療養者(療養先調整中含む)804人、重症者0人。

 23日の市町別感染者数

 宇都宮市35人、栃木市16人、那須塩原市13人、足利市10人、小山市8人、さくら市6人、佐野市5人、鹿沼市4人、大田原市3人、上三川町、野木町各2人、日光市、真岡市、高根沢町、那須町各1人、県外2人