栃木県は24日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、警戒度を「レベル1(維持すべきレベル)」に引き下げることを決めた。新規感染者の減少や医療提供体制への負荷が低い状態が続いている状況などを踏まえて判断した。会食時に「2時間程度」としていた県民への要請も解除した上で、引き続き感染対策の徹底を求める。

 レベル1は、5段階のうち2番目に低い。第6波を受け1月からレベル2(警戒を強化すべきレベル)の状態が続いていた。新規感染者が先月の大型連休明けの4分の1以下まで減少していることや、病床使用率が10%を下回って推移していることから引き下げる。期間は25日から。

 病床逼迫(ひっぱく)に備えて設けた臨時医療施設も利用者の減少に伴い、今月末で全て休止する。

 2種類の無料検査のうち、ワクチン接種や陰性証明を条件に行動制限が緩和される「ワクチン・検査パッケージ」の利用に必要な検査は8月末まで延長。一方、感染拡大傾向時の検査は6月末で休止する。

 宇都宮市と小山市の県営会場で実施しているノババックス製のワクチン接種は、7月9日から矢板市と足利市にも拡充し、27日に予約を受け付ける。

 会議後の記者会見で福田富一(ふくだとみかず)知事は「レベル1への引き下げは半年ぶりで、県民の協力に感謝を申し上げる。7月以降に接触機会の増加なども想定されるため、基本的な感染対策の徹底を呼びかけていく」と述べた。